<直木賞>朝井さん、岐阜の両親に報告 母校は喜びに沸く
朝井さんの岐阜県垂井町の実家では、父の佐々井進さん(59)と母恵子さん(51)がインターネット中継で審査を見守った。午後7時40分過ぎ、発表と同時に朝井さんから電話が入った。先輩作家を差し置いて受賞は考えていなかったといい、第一声は「どうしよう」だったという。進さんは「おめでとう。これでやっとスタート。まだまだこれから」と声をかけ、恵子さんは「これからも書きたいことを書いていってほしい」と目頭をぬぐった。
母校の県立大垣北高校の恩師たちも喜びに沸いた。3年時の担任の岩田豊子教諭は「才能豊かな生徒で洞察力もあった。通知表に『早く世に出なさいね』と書いた」と話す。当時から創作のエネルギーに満ち、「浪人してでもいい大学を目指したら」とアドバイスすると「浪人はできない。書く材料がいっぱいあるから」。卒業後は出版した本を欠かさず送ってきたという。
朝井さんが所属したバレーボール部顧問の岡戸邦仁教諭は「レギュラーではなかったが、まとめ役として部員からも教師からも頼られていた」と振り返り、「これからも感性豊かな目ですばらしい作品を世に送り出してください」と話した。.|候補| 第147回直木賞(平成24年/2012年上期)『もういちど生まれる』
2013-01-17 11:25
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