バッドボーイ粘り強く11秒9…きさらぎ賞追い切り
持ち前のしぶとさを発揮して先着したバッドボーイ(右)。たくましさも増している
◆きさらぎ賞追い切り(31日) きさらぎ賞・G3(3日、京都・芝1800メートル)へ向けて1月31日、ラジオNIKKEI杯2歳Sで2着のバッドボーイが、栗東のCウッドチップコースで追い切られた。最後まで粘り強い走りで先着。体重も増えており、さらにパワーアップした印象だ。
バッドボーイが身上のしぶとさを見せた。Cウッドチップコースでヤマニンファラオ(4歳オープン)を2馬身半追走してスタート。残り3ハロンで馬体を並べると、外へ進路を取った。直線でパートナーに前へ出られたが、そこからまたひと伸び。ラスト11秒9の力強い伸び脚で、半馬身リードを取ってフィニッシュした。
3週続けて同じ相手と併せ、すべて先着。先週に続いて今週も一杯に追われ、万全の仕上がりだ。「前半をセーブして、しまいを伸ばすという思い通りの追い切りができた」と河内調教師は満足そうな表情を見せた。
「実が入った」 これが7戦目と豊富なキャリアだが、まだ成長を続けている。追い切り後の馬体重は鞍を着けて526キロ(前走時496キロ)。プラス体重での出走になりそうだ。「実が入ってきた感じ。調教をやってのものだから成長分だろうね」。河内師はたくましさを増した馬体に目を細めた。
前走のラジオNIKKEI杯2歳Sは、逃げて1000メートル通過が1分6秒0という超スローに持ち込んで半馬身差の2着。直線は外からエピファネイア、キズナに迫られたが、しぶとく脚を伸ばして評判馬2頭の間に割って入った。「キャリアを積んで、一戦ごとに力を付けているね」とトレーナーは言う。
2走前の東京スポーツ杯2歳Sは出遅れて後方からの競馬になったが、33秒9の末脚で追い込んで5着。自在性を身につけている。「いつも人気以上に走ってくれる。不安より期待の方が大きいね」。河内師が夢を抱くマンハッタンカフェ産駒が、クラシックの扉をこじ開けるか。
2013-02-01 07:20
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